ポケロリ りぼんの章/なかよしの章 [BOOK]
スニーカー文庫から出ている文庫本です。
作者は竹井10日氏。マロンというメーカーから出ている「秋桜の空に」「お姉ちゃんの3乗」というソフトのシナリオライターとして一部の人には有名です。
氏のテキストはボケとツッコミのテンポ良さとなんと言っても独特のギャグセンスが秀逸。
私も以前ゲームをプレイしてて飲んでたお茶をディスプレイめがけ吹き出した事もありました(笑)
「秋桜の空に」「お姉ちゃんの3乗」はその後豪華声優陣を起用しドラマCD化され、特に前者は半ばヤケになったのか全攻略ヒロイン+サブヒロイン+外伝の計7枚が発売されるという力の入れ具合。全巻購入者には更におまけのドラマCDがプレゼントされました。また「秋桜の空に」はノベライズ化もされています。
1ファンとして次のゲームが出るのをずーーーっっっっっと待ち続けていましたが、この秋に小説が発売された事を知り、買おうかどうしようか迷ってる内に2冊目も発売されたのでこれを機に一緒に購入しました。
#これより先、ネタバレにならない程度にシナリオのあらすじ等を書いています
「ポケロリ りぼんの章」
まずポケロリとは何かと言うと、人間の年齢で5歳から15歳程度の少女の姿をしていて額にジェンマと呼ばれる小さな宝石が付いている特殊能力を持った生物の事です。
擬態として縫いぐるみの姿になることが出来、ポケットサイズになる少女達というところから「ポケロリ」と呼ばれています。
ポケロリは種族及びジェンマの種類によって様々な固有の能力を持っており…ってまぁポケモンの女の子版みたいな感じですね。
#ちなみに種族は…スク水、プリンセス、メイド、セーラー、ブルマ、裸エプロン等々…
#これだけでちょっと惹かれた人、迷わず買って下さい(笑)
あらすじは主人公である山風忍が連れのポケロリと共に消息不明になったポケロリを探して旅をしながら他のポケロリ達と戦ったり戦わなかったりする話です。
氏自身も「りぼんの章は話有りき」と書かれてるようにストーリーは割とマトモじゃないでしょうか。
とは言え独特のギャグは健在で、ツボにはまると吹き出す事もしばしば。
電車の中で読んでたら変人扱いされた事でしょう。(^^;
「だいぶ抑えているので竹井10日ビギナーにも安心」との事ですが読む場所には注意した方が良いカモです。
「ポケロリ なかよしの章」
最初に表紙を見た時、描かれているのはこみパの瑞希と千紗かと思いました(笑)
あらすじは急遽ポケロリ大運動会に出場することになった忍のポケロリ達がある出来事をきっかけとしてチーム優勝を目指す…という話です。
りぼんの章とは若干異なり、確かに勢いに任せて書いてるようで新しいキャラやポケロリがどんどん登場するわ、無茶苦茶するわで大変なことになってます。(^^;
特に全編に渡って活躍(?)するぽんこつ幼馴染みのファリアがなかなか良い味を出してました。
外観は瑞希で中身はカナ坊って感じなのです。2回言うところとか(笑)
2冊一気に読みましたが竹井10日氏のシナリオが好きという方ならオススメできると思います。知らない方でも笑える文庫をお探しの方は試しにどうぞ。
the Sneaker(ザ・スニーカー)12月号に「りぼんびっくり大増刊の章」が掲載されてるらしいのですが、そちらも機会があったら読んでみたいところです。
amazonでは既に売り切れですが、書店に注文すれば入手出来るのかなぁ。
誰か持っていたら貸して下さい(マテ)
★おまけ お気に入りのポケロリ★
・瞳亜(スク水ポケロリ)
ツッコミが良いですね。なかよしの章での嗚咽まじりの台詞は大笑いでした(笑)
・アレッシア(プリンセスポケロリ)
気の強いお姫様は好きなのです(笑)
・よこちー(横乳)(裸エプロンポケロリ)
りぼんの章139Pのイラスト込みで(謎笑)
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